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2016
04.26

チョーラコッドのアーユルヴェーダライフ

Category: 旅日記
2月も後半、一週間のチェンナイ滞在を終えた頃、ちょうどいい具合に懐具合も
寂しくなってきました・・・(笑)
本当はおとなしくチェンナイから帰ろうかな?って思ってたんです。
今回のインドは結構無理してやってきたところもあるし、十分満喫できたんじゃない?と
自分に言い聞かせていたのですが・・・





心の声は黙ってはいないのです。




いやいやいやいやもう帰るなんてとんでもない!せっかくがんばって来たんだから後悔の
ないようにやりたいことは全部やっていきなさい!!





カラリのお稽古をしていた Kaduthututhy に本当はもっと居たかったのに離れて
しまったのは、その先のマイソール、チェンナイでの約束があったためでもあり
ますが、どう考えてもチェンナイまでで旅の予算が終わってしまうだろうな、と
予測できたからでもありました。
「もっと居たい」という気持ちを「お金がないから無理でしょ、この先の旅の予定も
あるでしょ」と言い聞かせて諦めようとしていたのです。
けれども、Kauthuruthy を離れてすぐに「やっぱり戻りたい」という気持ちが変わら
ないことに気づき、予算が足りないなんてそれも言い訳に過ぎないんじゃないか、
くらいの気持ちになり・・・
結局、カリカットからワヤナドに向かうバスの中で既に「やっぱり戻ろう、お金ない
けどそれでも行こう」
そう心密かに決意したのでした。




そうしたら、ワヤナドでナランさんに次女のアシュディが結婚してケララ南部の
Adoor 近郊に住んでいるという話を聞きまして。
アシュディはアーユルヴェーダ大学を卒業したれっきとしたアーユルヴェーダ
ドクター、そして結婚した相手もアーユルヴェーダドクターだというのです。
そして彼らの住むAdoor から Kaduthuruthy まではわずか90キロ。
これはもう行くしかないでしょう!




そこで、まずはチェンナイからの列車のチケットを買い、Kaduthuruthy のドクターに
メールを送ります。
あのう、かくかくしかじかでもう一度行きたいんですけどいいですかぁ・・・?
そんなメッセージを送ったら、半日後には返信が来ました。





ワハハハハ!!!

望むところだ、いつでも戻ってこい!!




ドクターの豪快な笑い声が聞こえてくるかのようです。
カラリの戦士らしい男気溢れる返信にまたまた悶絶死しそうになりましたよ・・・






そんなわけでチェンナイでお世話になった大野さんに別れを告げ、セントラル駅
から夜行列車で再度ケララに向かいます。





夜に出発して翌朝には Kayankulam駅に到着。アシュディの夫であるドクター・
ヴィシュヌが迎えに来てくれました。
そこからオートで Adoor の町まで行き、ドクター・ヴィシュヌのバイクでチョーラコッドの自宅へ。
1時間半くらいかかったのですが、その間初対面とは思えないくらいたくさんの
話をしました。
インドのアーユルヴェーダ事情について、ドクター・ヴィシュヌがどう思っているか、
そしてこの先、どんな活動をしていきたいのかも。
私も、日本でもアーユルヴェーダというものが少しずつ知られてきていること、でも
まだまだマッサージのひとつくらいに捉えられている場合が多いこと、日本には
日本ならではのアーユルヴェーダ的要素があるはずで、そのあたりを探っていき
たいことなどを伝えました。
ドクター・ヴィシュヌは私がカラリのお稽古をしたこと、この後もう一度 Kaduthuruthy
に戻ることを「それは素晴らしいね」と言ってくれました。



ヨガもいい、瞑想もいい、でもそれだけでは精神を鍛えることに重点がいってしまい
がちだから、同時に体を鍛えるのはとてもいいことだ。体を鍛えると心も強くなるし、
何よりカラリは土の上で稽古をするからね。ヨガ、瞑想で天とつながることはできる
けど、地上で体を鍛えるのは同じくらい大切だよ。



そう言えば、すごいねとか信じられないとか理解の範疇を超えている(笑)という
反応は多々あったけど、カラリ関係者以外に素晴らしいねと言われたのは初めて
だった気がして、それがすごく嬉しかったなぁ。





さて、ドクター・ヴィシュヌの家に到着すると、まず目に飛び込んでくるのが作業小屋。
袋の中に無造作に突っ込まれているものは、よく見ると・・・
アーユルヴェーダで強壮ハーブとして有名なシャタヴァリではありませんか!
(・・・ってもちろん見るのは初めてなんですけど)



思わず興奮して、シャタヴァリとドクター・ヴィシュヌの写真を一枚。
さわやかな笑顔ですね。




こちらは、薬草オイルを作っているお鍋です。



今回は製造過程を見る時間はありませんでしたが、とっても手間暇のかかる
作業なのだそうな。
それをすべて手仕事で行っているのだそうです。




ケララはゴムの産地でもあり、至るところにゴムの木が見られます。



手っ取り早い現金収入の手段みたいで、ワヤナドでもあちこちで見かけました。



ゴムの加工はアッチャ(お父さん)の仕事。



アッチャはとても働き者。
あまり口数は多くないけれど、いつもニコニコしていつも何か仕事をしています。






2階から見た作業小屋。



こちらは家の中にある倉庫。



たくさんの薬草オイル、そして左下はアムラの実。
「アーマーラキー」の名でも知られる、アーユルヴェーダで大変良いとされている
果実です。
ビタミン、鉄分の含有量が多く、「若返りのハーブ」として有名。
上述のシャタヴァリ同様、滋養強壮の作用があります。
生の実はとても「食べにくい」ので、ジャムやピクルスなど加工して摂取することが
多いですが、マーケットでも安く手に入るし、とても生命力が強いらしくいろんな
ところで見かけます。


アムラ

こんな風に、鈴なりに実がなります。
どんな風に「食べにくい」かと言いますと、アムラの実はいわゆるアーユルヴェーダ
六味「甘味、酸味、苦味、渋味、辛味、塩味」のうち、塩味と辛味以外のものが
すべて入っているのです。
中でも、酸味、苦味、渋味が突出しています。
甘味は食べ終わった後に水を飲んだ時に、突然やってきます。
だから、要は「酸っぱくて苦くて渋い味のする実」なのです。
私も初めてこれを齧ったときの衝撃は大きかったですが、現地の人たちは平気な
顔をして食べているんですよね。
いかに普段、「美味しくて口当たりの良い食べ物」ばかりに甘やかされているか、
そんなことにも気づかされますね。




さて、彼らの家では薬草オイルを手作りしたり、ゴムの加工をしたりして収入を
得ていますが、それ以外にドクター・ヴィシュヌは週に何回か、ヴァルカラ・ビーチ
という有名な観光地に出かけ、そこでコンサルテーションや施術をしています。
そして妻のアシュディも週に2回、近所のクリニックで働いています。
長女のアディアは9か月。
仕事の日は一緒に連れて行って、午後3時過ぎに帰ってきます。



2003年、初めて会ったときは14歳だったアシュディがお母さんになっていました!
当時から年齢の割に落ち着いていたので、全然違和感ないです(笑)
ハイハイが始まってつかまり立ちもしそうな勢い。
常に目が離せず、パパとママは大変です。






毎朝、アディアにオイルマッサージを施すアシュディ。
さすが、アーユルヴェーダ・ファミリーです。




作業小屋やメディカルハーブガーデンを見ているだけでも十分楽しかったのですが、
せっかくだからお出かけしよう、ということでドクター・ヴィシュヌにお寺に連れて行って
もらいました。



Adoor は小さな田舎町で、見どころもそんなにないんだけど・・・そう言いながら
精いっぱいのおもてなしをしてくれるドクター・ヴィシュヌは本当に誠実な男性。
きっとドクターとしてもたくさんの人たちの信頼を得ているのでしょう。
アシュディ、いい人と結婚できて良かったなぁ!!と何だかここでも遠い親戚の
おばさんのようにしみじみしてしまうのでありました。
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